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こんにちは、NIコンサルティングの草薙です。
「部長・課長のマネジメント能力を向上させたい」という依頼は多いのですが、ここ最近は、その下の『リーダー・係長』に部下指導を要求する企業が増えてきました。マネージャーの位置づけが時代とともに代わり、今ではプレイングマネージャーがほとんどとなりました。そのため、例えば営業の部課長であっても自分で売りに行かなければなりません。そうなると、腰を据えて社内で部下を指導するということができません。
では、誰が部下を指導するのか?部課長に対して「忙しい中でも時間を作って部下指導をしなさい」と言っても、時間の制約上できないわけですから、自然と『リーダー・係長』クラスの人間も部下指導をすることが求められるようになります。しかし、リーダーや係長という役職がついていたとしても、実態は営業メンバーと同じく実働部隊。営業メンバーよりも社歴が長く先輩であるため、実務について質問を受けたら教えるというレベルでしょう。
リーダー・係長クラスの人間が、部長・課長クラスの部下指導を行えるようになれば、組織としては強くなります。最近、若者が育たないと聞きますが、誰も教えることができていないのも原因のひとつでしょう。リーダー・係長はメンバーよりも実務経験を積んでいるので、業務に関して教えることは可能なはずです。しかし、指導するという課題を課せられていないため、部下指導力が身についていないのです。これは、リーダー・係長の人たち本人にとっても成長の機会を失っているので勿体ないことです。
会社も社員に求める要求レベルを上げていきましょう。「ウチの社員に高いレベルを求めても難しい」と言われる方は多くいますが、求めなければずっと低いレベルのままです。現に、リーダークラスに指導力向上研修を定期的に実施したところ「今までは営業メンバーを指導するという意識が全くなかったのに、自らが指導していくという意識が芽生えた」とクライアント様も言っていました。
社員の皆様にもっと高度なことを求めていきましょう。必ずできるはずです。できなければ、できるまでとことんやり方を教えていきましょう。マネジメント方法について、体系的に学びたい方は、「営業マネージャー研修」がお勧めです。合計3回にわたり、部下指導方法をお伝えいたします。是非、ご受講いただければ幸いです。
https://www.ni-consul.co.jp/etp/2014/manager.html