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2021.10.07 Thursday
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「部下を我が子のように見守る」
2014.12.08 Monday
こんにちは、NIコンサルティングの草薙です。
先日、営業マネージャーの方々を対象に研修を実施しました。マネージャーの立場にいる方々は優秀な人が多いです。顧客からの信頼も厚いですし、自分なりの営業手法を確立されています。営業力の高い人が多いです。会社の中でもよく売る人が営業マネージャーになっていることが多いので、当たり前かもしれません。
よく売ってくるのは心強いのですが、部下を活用し切れないため、営業マネージャーの売上がその部署の限界値となるケースが多いです。現実的に、部下に対する信頼度を10段階評価で付けてもらうのですが、非常に低いことが多いです。部下を信頼していないということは、仕事を任せることもしないため、組織の売上は伸びていかないでしょう。
プレイングマネージャーの比率が高いため、マネージャー自身も自分の目標予算を達成するのに必死なのです。そのため、部下の教育時間を取れないのが実状です。部下の教育をしようにも、日々どんな仕事をしているか分からないことが多く、会議で状況を報告してもらい、簡単に指示を出すことに終始してしまうのです。
日々の仕事内容を把握するため、日報を提出させている企業様も多いのですが、肝心のマネージャーがアドバイスや指示を返していないケースもあります。日報を読んで、口頭でアドバイスをしてあげれば良いのですが、マネージャーも部下も忙しい中で、そのような時間を取れているのか甚だ疑問です。冒頭でも書きましたが、マネージャーには優秀な人が多いです。でも、部下に対して関心が薄ければ、日報を書かせようが、会議をしようが、あまり意味をなしません。
『孫子の兵法』にこのような一節があります。
「卒を視ること嬰児の如し。故に之と深谿にも赴く可し。卒を視ること愛子の如し。故に之と倶に死す可し。」意味としては「部下の仕事振りは、我が子のように見守りたいものである。人は己を知る者のために死す。」という教えです。
日報に対する上司のコメントは“心の報酬”と呼んでいます。少し意識をするだけで、上司のコメント入力率が高まります。先日、研修をした企業様では、コメント入力率が3倍以上に上昇しました。それにより、上司と部下の信頼関係が向上するでしょう。
PROFILE - 草薙篤輝
大阪府富田林市出身。
関西学院大学経済学部卒業後、
楽天株式会社に入社。
WEBを活用したホテル・旅館の集客コンサルティング業務に従事し、
現在は、株式会社NIコンサルティングにて、可視化経営システムを活用したクライアントの業績向上に取り組んでいる。
クラブチームでバスケットボールをしており、愛読書は「スラムダンク」。
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